正覚院にまつわるおしどり伝説 [新川周辺の城跡、史跡]
台風の影響で時々雨が降っていますが今日は新川の畔村上橋やゆらゆら橋の側にある正覚院
を訪れました。この寺は真言宗豊山派の寺院で山号は池證山、寺号は鴛鴦寺と言います。
正覚院の建てられている所は中世の武家の屋敷跡で背後の台地に堀を切り防御してあり南に
下れば下総道(現在の国道296号線)で下市場があり交通の利便性から鎌倉時代、室町時代
の2回にかけて隆盛期を迎えています。
由緒は保元年間(1156年~1159年)平真円というものが近くの阿蘇沼でオシドリの雄を射止めた。
その夜雌のオシドリが人間に姿を変えて真円の館を訪れ、歌を残して去って行きました。
真円は以後殺生を悔い改めて出家しこの寺を建てたと伝えられています。
この寺の参道入り口の左側の弁天様はオシドリの片羽を祀ったことから「片葉の弁天」
と云われています。そしてこのまわりの葦の葉はオシドリの死をいたんで葉が片方しか
生えないとも云われています。
この寺にある貴重な文化財としてはこの写真の正覚院釈迦堂、木造釈迦如来立像、市内最古の
宝匡院塔などがあります。
2011-09-21 09:03
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コメント(5)
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こんにちは。
お見舞いのコメントをいただき、ありがとうございました。
davidさんも、くれぐれもお気をつけてお過ごしください。
by hirochiki (2011-09-21 12:43)
こんにちは!雨、風が強くなってきました。やはり台風はいいもんじゃありませんね。
by こうすけ (2011-09-21 16:03)
台風が近づいてきました。
こんな時はすべてのことをやめて家に避難ですね。
お互い気をつけましょう。
by ポルン (2011-09-21 17:51)
この時間、だいぶ静かになりましたが、被害の方はありませんでしたか?
by WhiteWolf (2011-09-21 22:45)
ずっと伝えていってほしいですね。
by pandan (2011-09-22 07:03)