阿多津の祠 [新川周辺の城跡、史跡]

臼井周辺 011.jpg
臼井城跡から東南に500m、印旛沼の近くに、江戸時代の延享4年(1744)に造立された石祠があります。これを地元では「おたつさま」と呼んでいます。
昔臼井城主であった臼井祐胤の死後、後見人の叔父志津胤氏によって、幼少の竹若丸の殺害が企てられた時、乳母阿多津が竹若丸を助けて鎌倉に逃がしました。
しかし阿多津自身は胤氏の配下の者に追われ、印旛沼の畔の葦原に隠れていましたが、咳をしたために捕らえられて殺害されてしまいました。
村人はこれを哀しみ、祠を建立し阿多津を祀ったことから、ここに麦こがしとお茶を供えてお願いすれば、咳がなおると云われるようになりました。
阿多津の祠はやがて咳神と呼ばれるようになり、今もその信仰が伝えられています。
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