山清路から差切峡へ [旅行、史跡、温泉]

安曇野からの帰路、今回は山清路、差切峡、聖高原、姨捨を経由して自然を楽しみながら帰ります。
池田町広津から東に山道を下ると、犀川に沿って松本、大町と長野市を結ぶ善光寺街道に出ます。
このあたりは東筑痲郡生坂村山清路といい景勝に優れています。

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犀川に架かる新山清路橋、記録によると明治34年に木造の橋が架けられています。

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新山清大橋の近くの展望台、登りませんでしたが渓谷の眺望を楽しめそうですね。

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廃道のあるトンネル、趣がありますね。

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1957年(昭和32年)、下流に東京電力の平ダムができたので犀川の水位が上昇し川幅が広がり
流れが緩やかになりました。

山清路から犀川に合流する麻績川に沿って2kmほど行くと差切峡です。
県立自然公園とあるので駐車場や散策のできる遊歩道があるかな、と思っていましたが
車道の右に渓谷があるのですがそれらしきものはないのでトンネルを出たところのわずか1台位の
スペースに車を停めました。

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差切峡は硬い礫岩や砂岩の地層に痲積川がほぼ垂直に流れ込んだためにできた渓谷で
奇岩が多く、洞穴や滝も見られます。「天工の差切る岩や秋の水」と加藤犀水はこの光景
を称えていますが春の山つつじ、秋の紅葉の頃また訪れたいと思いました。

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差切峡を観た後、篠ノ井線や長野自動車道と並行して403号線を走ります。
痲績村から聖高原に車は登ってゆきます。峠を過ぎたあたり聖湖に着きました。

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もう、ここからゆっくり下れば
安藤広重の浮世絵「田毎の月」や、松尾芭蕉が訪れ「おもかげや 姥ひとりなく 月の友」
と詠われた姨捨に着きます。
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コメント 8

ryuyokaonhachioj

狸が出ました~家の方も前はでたようですが、
チョウも探すのが大変です。チョウの種を選ぶとね。
by ryuyokaonhachioj (2012-06-19 15:26) 

hirochiki

新緑も美しいのですが、紅葉の季節には見事なことでしょう。
こんな景色を眺めながら歩いてみたいですね。
by hirochiki (2012-06-19 17:27) 

北海道大好き人間

本文でも書いていますが、秋の紅葉の時期にひなちゃんに会いながらここを再訪して下さい。

by 北海道大好き人間 (2012-06-19 17:58) 

下総弾正くま

廃道…ってことは廃隧道ですかね(-_-)ニヤリ
…非常にそそられます…(・_・;)
by 下総弾正くま (2012-06-19 20:57) 

kinkin

こう言った渓谷を歩いてみたいですね、気持ち良いだろうな・・・・
by kinkin (2012-06-19 21:38) 

xie

ここ、紅葉と渓流でいい絵になりそうですね!
行ってみたいです(^^)
by xie (2012-06-19 23:14) 

pandan

時間がゆっくり流れていそうなところですね。
by pandan (2012-06-20 07:09) 

ソノ日暮

帰路もしっかりお楽しみのご様子、
さすがですね^^
豊やかに流れる犀川の深いグリーンが印象的でした(`・ω・)b
by ソノ日暮 (2012-06-20 21:30) 

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