帰路那珂湊で [天地人-米沢]
帰路、常磐自動車道を日立中央で下り浜通りを通って那珂湊港に行きました。
この道は久しぶりに通ります。日立製作所の工場は以前と変わっていませんが道路は
拡幅されたりしていました。
那珂湊港に到着、隣接した市場で買い物をしたり、回転寿司屋で大きな具が載った寿司
をいただきました。さあ!これで全日程を終え一路東京へ。
東京駅八重洲口前に到着いたしました。幹事さん楽しい旅行有難う。
それから、無事運んでくれたレンタカーありがとう。
飯坂温泉 [天地人-米沢]
飯坂温泉に到着いたしました。チェックインを終え先ず旅館の内湯に入りました。
泉質は単純温泉で源泉は58.5度無色透明、弱アルカリで神経痛、筋肉痛、疲労回復
などに効果があるそうです。宿は摺上川に沿って建てられ背後に愛宕山が見られます。
愛宕山は山頂に愛宕神社が祀られ春は桜の名所だそうです。
今回は残念ながら入れませんでしたがここ飯坂温泉には鯖湖湯という共同浴場があります。
元禄2年(1689)松尾芭蕉も訪れて入湯されたと伝えられています。
その時の句が 笈も太刀も五月にかざれ帋幟(おいもたちもさつきにかざれかみのぼり) 芭蕉
また、次は与謝野晶子が飯坂温泉を訪れ鯖湖湯に入られたとき詠まれた句だそうです。
わがひたる寒水石の湯槽にも月のさみしい飯坂の里 晶子
街を歩いてみると、休業している旅館も目立ちさびしい感じですが往時を偲ぶと
三味の音や芸者さんの鳴らす下駄の音が聞こえてくるような気がします。
昔を偲んでばかりいられません。いよいよ今日は最終日、予定ではフルーツラインから
磐梯吾妻スカイラインへ行き吾妻小富士トレッキングを予定していたのですが、今朝は
グーンと気温が下がり降雪の恐れもあるので我々の2輪駆動ノーマルタイヤ車では無理
予定を変更し、フルーツラインで果物を買った後東北自動車道郡山JCTから磐越自動車道、
常磐自動車道を経由して那珂湊港へ行きお寿司でも食べようと云うことになり那珂湊に
向かって車を走らせます。
米沢 [天地人-米沢]
今日は昨年の上越に続き藩主上杉氏ゆかりの城下町米沢の史跡を訪ねます。
まず、上杉家御廟をたずねました。ここは1623年(元和9年)上杉景勝逝去の折、当所
を廟所とし、以後、11代藩主斎定まで歴代藩主がこの地に埋葬されています。
また、1876年(明治9年)には城内祠堂の謙信公尊骸も当廟所中央に移葬されました。
つぎに米沢城跡の史跡を訪ねます。堀を渡って入ると上杉謙信を祀った上杉神社や景勝、鷹山、
景勝の執政直江兼継などの六柱を祭神とした松岬神社や国宝洛中洛外図屏風をはじめ数多くの
上杉家文書を所蔵、展示する伝国の杜や米沢市上杉博物館や旧上杉伯爵邸だった上杉記念館
などがあります。
旧上杉伯爵邸です、ちょうどお昼時だったので私たちはここで東京浜離宮を模して造られた
庭園を眺めながら米沢の郷土料理をいただきました。
昼食後私達は米沢城跡の南、春日山林泉寺に参りました。ここは長尾家、上杉家の菩提寺を
越後から移したもので、上杉氏奥方や直江兼継など重臣の墓があります。ここに写っているのは
兼継とお船夫婦の墓と謙信の姉、仙桃院の墓です。
*:仙桃院、ここで私は上越旅行の時に覚えた仙桃院と書きました、しかし写真を見ると仙洞院
と書いてあります。米沢の春日山林泉寺に残された過去帳には仙桃院ではなく仙洞院と書かれて
おり、仙桃院の表記は資料的価値に乏しい北越軍談だけに見られる表記だそうです。
私は仙桃院、仙洞院と2つの表記が有ることをこの旅行で初めて知りましたが、この表記問題
だけでなく多くの事を知り大変充実した旅行になりました。
さて、大分長くなりましたが今日はこれから国道13号線を東に走り福島飯坂温泉に向かいます。
西屋に到着 [天地人-米沢]
西吾妻スカイバレーを走り西屋に24日午後4時に無事到着いたしました。
*:その後27日朝に白布高湯に初雪が降り西吾妻スカイバレーもクローズドしたそうです。
この旅行が1~2日遅かったらと思ってほっとしています。
開湯700年の藁ぶき屋根をくぐり暖かいお部屋に案内されました、白布高湯には西屋さんと
東屋、中屋さんがありますが東屋、中屋さんは共に火災に遭ったので、現在の消防法によって
藁ぶき屋根の建物が建築出来ないのだそうです。
到着後さっそくお風呂に入り3本の湯滝の打たせを心地よく味わいました。
入浴後は趣のある宴会場で米沢牛のすき焼を中心とした美味しい夕食を堪能いたしました。
美味しい朝食をいただいた後、出発まで少し時間があるので周りを散策いたしました。
C君が覗いているのは米沢藩家老直江兼継が近江や堺の鉄砲鍛冶を招んで鉄砲を鍛造した
記念碑です。付近からは大量の炭屑や鉱滓が見つかっており、火薬の原料の硫黄や鍛造に
必要な大量の炭の供給を考え一目をはばかり人里離れたこの地を選んだのでしょう。
鉄砲鍛造碑を見た後西国三十三観音、白布大滝を見ていたら1匹の猿に出会いました。
暖かいおもてなしを受けた西屋さんを出発して今日は米沢で上杉藩の史跡見学です。
おかみさんに見送られて出発です、車が離れていっても手を振って見送ってくださる
おかみさんの姿が瞼に残っています。
猪苗代磐梯高原へ [天地人-米沢]
東京駅八重洲口の日産レンタカーから8人で出発しました。宝町から首都高都心環状線に乗り、
東京スカイツリーが右手に見える6号向島線、川口線などを通り川口JCTから99.3km走り
大谷PAに到着しました。ここからドライバーが交代します。
車は磐越道に入り、磐梯熱海を過ぎると右手に磐梯山が見えてきました、猪苗代磐梯高原で
高速を下り猪苗代町緑の村にある駅舎亭という名前の蕎麦屋で昼食です。
駅舎亭のwebによると、地元産の蕎麦粉が凶作で不足しているので北米カナダ産蕎麦粉と
会津在来種をブレンドしているそうですが案外美味しくいただきました。
昼食後、五色沼、桧原湖に向かって車を走らせました。毘沙門沼の側の駐車場は観光客の
車で一杯です、やっと駐車スペースを探して車を下り緑色、青色の湖面を見ながら散策しました。
猪苗代磐梯高原の秋を満喫した我々は、いよいよ今夜の宿「白布高湯:西屋」をめざします。
車は白布峠を越え福島県に入ります。峠付近で来た道を振り返ると桧原湖や磐梯山が見えます。
私も白布高湯は40年ぶりなので心がはずみます。